このような少年時代の井ノ上氏の視点と、飢えに苦しむ人々を救うというＷＦＰの使命
との間には驚くほどの共通点があります。簡潔でありながら純粋な井ノ上少年の思いはわ
れわれの心の中に深く残りました。井ノ上氏の言葉は、われわれの活動の大切さを再認識
させてくれました。ＷＦＰの職員一同は、井ノ上氏の志を受け継ぎ、苦境に立たされてい
る人々に支援の手を差し伸べようと決意を新たにしています。

　ＷＦＰを代表して、そして私の名において、両氏のご家族、そして日本の国民の皆さま
に心からお悔やみ申し上げます。

　ジェームス・Ｔ・モリス