2004/01/10 (土) 13:45:04        [mirai]
今日はぷちこが車にひかれてるのを見た。
      朝に俺が学校に行こうとしたときにはもう息も微かで、
      肩で息をしながら、真っ赤に飛び散った臓物の中で己の死を意識しながら俺を見ていた。
      足の方まではもう感覚がなく、放り投げられたままの腕ももはや血が通わなくなりつつあった。
      俺は朝から嫌な物を見たと思いつつ、学校に向かった。
      車が何台も俺を追い越し、そのたびに前輪と後輪で水たまりを通り過ぎるような音が聞こえた。

      日が暮れる前に俺は学校から帰ったのだが、どうしても俺は朝のぷちこの様子を見たくて、
      学校を出てすぐ行きと同じ道を通った。
      ぷちこは薄汚れたままそこにまだあった。
      何度も車に轢かれ赤黒くなった水溜まりのなかにそのものはずっと置き去りだった。
      俺はなにも感じなかった。
      明らかにぷちことわかるものは髪と赤黒く汚れた帽子だけであった。
      他には酸化した血の色に染まった白い布だけだった。
      眼球はなくなっていた。
      足の付け根には、何度もカラスに食い荒らされたことがあり、
      かろうじて性器とわかるその部分からは、
      その挽肉状になったその何かと