「あなたまで―――」 怒りの矛先が変わった。般若のような祥子さまのお顔。 「ごめんなさい、お姉さま。相談しようかとも思ったんですが、お姉さまが」 「私が、何」 「何て言うか、男女の、その恋愛のようなお話はご不快そうだったので」 キリキリ・・・・・・ビリッ。 「ご不快? ご不快ですって?」 祥子さまはとうとう破けてしまった白いハンカチを、テーブルの上に思い切り投げ捨てた。 「後からこういう形で耳に入った方が、何百倍もご不快だってなぜわからないのっ!」 「ひゃあ」 (((;´Д`))))KOEEEEEEEEEEEEEEEEEE