>  2004/02/05 (木) 01:33:22        [mirai]
> 「・・・えさま」 
> 「聞こえなーい」 
> こうなったら、絶対言わせるつもりらしい。 
> 祐巳は、観念して辺りを見回した。幸い、マリア様しか見ていなかった。 
> 「お姉さま!」 
> 銀杏並木の中で、祐巳の声は妙にはっきり通った。 
> するとマリア様のようにきれいなお姉さまはよく響く声で 
> 「聞こえなーい」 
> とろけかけた心が、一瞬にして凍りついた。 
> 「・・・そういうことですか」 
> 祐巳は、そのまま駆けだした。 
> 銀杏並木をどんどん進んで校門が見えてきたところで、祐巳の足はやっと止まった。 
> 十メートルほど先にいる集団の中に知っている人がいたから。 
> 「・・・聖さま」 
> 「祐巳ちゃん、どうしたの!?」 
> 「聖さまぁっ」 
> 祐巳は、真っ直ぐ聖さまの胸に飛び込んだ。 

(;TДT)<あなたが好きなの

参考:2004/02/05(木)01時27分28秒