> 2004/02/08 (日) 14:12:38 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 「今後、私は祐巳に『祥子さま』と呼ばれても、返事をしないことにしましたから」
> > 「えっ」
> > 「だって。いつまで待っても、あなた呼び方変えようとしないんだもの」
> > 言いたいことは言ったという風に、祥子さまは祐巳に背中を向けて
> > どんどん歩いていってしまった。
> > 「祥子さまぁ」
> > 追いかけても、宣言通り振り返りはしない。
> > 「無視されたくなかったら、ちゃんとお呼びなさい」
> > わかっているでしょ、って目を見ないですまして歩いていく。祐巳は、
> > ぽりぽりとこめかみをかいた。何だか、無性に照れくさい。
> > 「……えさま」
> > 「聞こえなーい」
> > こうなったら、絶対言わせるつもりらしい。
> > 祐巳は、観念して辺りを見回した。幸い、マリア様しか見ていなかった。
> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
> > 「お姉さま!」
> > 銀杏並木の中で、祐巳の声は妙にはっきり通った。するとマリア様のように
> > きれいな毛並みのお姉さまは、よく響く声で「はい」と振り返って、満足げに
> > 自慢の胸毛をなびかせたのだった
> あいつら結局マリア様がみてたってなんとも思わないのな
なめぞうの妄想劇場を想像した
参考:2004/02/08(日)14時11分18秒