中学時代から文学に親しみ,旧制弘前高校に入って左翼思想に接し, 大地主の子であることに屈折した罪意識を抱くようになった。 1930年に東京帝大仏文科に進み,井伏鱒二に師事する。 この年から非合法運動に関係するようになった。 同年,青森の芸妓小山初代と結婚するが,その直前にバーの女給と心中をはかり 女だけが死んだ。