2001/05/06 (日) 03:03:59        [mirai]
狭い鉄の部屋に閉じ込める。
身体に合わせた特殊な椅子に座らせ、拘束。
黒光りするモノを、両手でしっかりと握らせる。

恐怖と戸惑いに支配された彼女に、冷たく命じる。
動け。
彼女はぎこちなくその手を動かし始める。
その拙い動作に、我輩の鼓動は早くなる。


偽りの優しい台詞で誘い――
「怖くない。君の周りの皆もやっていることだ」
蹴立てるように責める。
「鏡を見るんだ、視線を逸らすな!」


夜は長い。調教はまだ始まったばかり。
吐き気を振り払い、我輩は言葉の鞭を振るい続けた。