NHKスペシャル 「フリーター417万人の衝撃」 今や400万人以上に達したフリーターの問題を探る。低賃金のフリーターは、 人件費を抑えたい企業にとっては便利な存在。フリーターなしでは経営が成 り立たない企業も多く、彼らをいかに効率的に使うかが競争を勝ち抜く条件 にもなっている。しかし、いくら働いても専門知識や技能が身に付かず、給 料がなかなか上がらないのがフリーターの現状。30歳を過ぎてもフリーター を続ける人が増えているが、彼らの多くは人生の選択を見誤ったと後悔して いるという。フリーターの問題は個人の問題にとどまらず、このまま増加が 続けば日本社会が活力を失うと危ぶむ意見も出始めている。