>  2004/03/08 (月) 20:48:07        [mirai]
> > 県民全員にスイッチを渡し、
> > 半数以上のスイッチが作動したらガスを噴射させるというおぞましい民主主義を考えた
> シュレーディンガーの猫か

シュレーディンガーの猫

今から100年ほど前、ドイツに「シュレーディンガー」と言う王様がいました。
その王様は、たいそうイタズラ好きで、無理難題を考えては、領民を困らせていました。
ある時、箱のような装置を作り、町一番の天才を呼び付けて、こう言いました。
シュレーディンガー 「この箱の中には、放射性原子とそれが分裂したかどうかを検出する装置、そして、毒ガスと猫が入っておる(図1)。
原子が分裂すると、検出器が作動して毒ガスが出る。当然、猫は死ぬことになる。
さて、ここで問題じゃ。この箱を開けずに、中にいる猫を生け捕りにしてみよ。」
またもや、無理難題です。箱を開けずに猫を生け捕りにすることなど、出来るはずがありません。
町一番の天才は、しばらく考えてこう言いました。
町一番の天才 「生け捕りにするためには、捕獲作業を始める段階で、生きていると言う保証が必要です。
箱を開けずに、生きているという証明をしていただければ、作業を始めましょう」
シュレーディンガー 「ギャフン」(註:100年前なので、死語ではない)
ドイツでは、この時のことが元になって、「自分の出来ないことは、他人に要求しては行けない」と言う意味のことわざで、
「シュレーディンガーの猫」と言うようになりました。
なお、この事件の後、王様は「猫を虐待した罪」で、グリーンピースと言う団体に連れて行かれてしまうのですが、それはそれで別の話し。

参考:2004/03/08(月)20時45分29秒