[ 事件よぶら子さん --- なりきるということ ] ぶら子さんはかわいくてやさしい女性ですが、頭のキレはいまいち。 今日はお友達のめだ子さん、ふな子さんと一緒に街にお買い物。ところが、ふとした ことでギャングの親分の足を踏んでしまい、3人そろって追いかけられる羽目になっ てしまいました。 「このままじゃつかまってしまうわ!」 「どこかに隠れましょう!」 「ぶら子いやーん、走るの疲れちゃった」 3人は工場に逃げ込み、大きなダンボール箱の中にそれぞれ隠れました。 「ちくしょう!どこへ行きやがった!」 「親分、あそこの3つの箱が怪しいですぜ」 ギャングはまず、めだ子さんの箱に近寄りました。めだ子さんはとっさに、 「ワンワン!」 「親分、これは犬ですぜ」 「次の箱だ」 今度はふな子さんの箱に近寄りました。ふな子さんはとっさに、 「ニャーニャー!」 「親分、これは猫ですぜ」 「次の箱だ」 最後にぶら子さんの箱に近寄りました。ぶら子さんはとっさに、 「イモイモ!」