そもそも、ブルジョア階級の主人公が、何の労働も知らず、貧困もしらず、 金持ちであることを武器にしてトラブルやネタを展開したり、貧乏を歪んだ 形でシニカルにギャグのネタにしてしまうという小林氏の発想そのものが気に 入らない。何かコンプレックスに突き動かされて描いている部分が鼻について しまう。全くと言っていいほど垢抜けていないのです。