20世紀を総括するにふさわしい本, 2001/01/09 レビュアー: カスタマー 神奈川県 日本という国は開国以来、激動の道を歩んできました。 私達の持つ文化の中には 世界に誇れるものが多々あります。 しかし伝統芸能、芸術、武道などその他の 文化は、列強国により侵食され、そして気がつかぬ間に日本人は欧米人と同じ 問題に直面しました。 もがき苦悩する日本人は、文化の融合によりその局面を 打開しようとし、ある一冊の本がうまれました。 それがこの本「画太郎先生 ありがとう」です。 皆が常に持たなければならない感謝という道徳をこの本は やさしく教えてくれます。 汗水をたらすことがかっこ悪いと思っている方。 破壊というものが怖いから大事に何かをしまいこんでいる方。 いけないことを やってしまい、それに束縛されている方。 すべてをやさしく包み込むこの本は、 人生のなかの価値あるものとして、心に残ってゆくことでしょう。