>  2004/04/08 (木) 18:16:09        [mirai]
> > わー 星新一がいるぞーヽ(´ー`)ノキリキリ書けー
> 精神科医の空白氏は日々の仕事に追われていた
> 「ああ(;´Д`)あまりにも患者が多すぎる
> 大体俺が診たって治らん奴は治らん
> しまいに自殺した患者の遺族がわざわざやってきて
> 俺に文句つけるなんてのにはもううんざりだ」
> ぼやきながら働く空白氏の元へ
> ある日一人の妙な営業マンがやってきた
> 「先生(`ー´)おもしろい機械があるんですよ
> 先生は見たところ大変お忙しそうだ
> 少し楽をされた方がよくありませんかね」
> ニタニタと薄ら笑いを浮かべながら話す男に
> 空白氏は胡散臭さは覚えたものの
> 男の話を続けて聞いてみることにした
> 「いや(`ー´)先生のお仕事ってのは
> 詰まるところ心の病の人の愚痴を聞いて
> 薬を出すことでございましょう?
> 愚痴なんてのは人が聞く必要もないんですよ(`ー´)本来
> …これさえあればね」
> 男はカバンから昔懐かしい赤電話を取り出した
> 「先生(`ー´)こりゃ大変いいものです
> 最新鋭の治療装置でございますから」
> どう見てもアンティークな電話機にしか見えない
> 空白氏は不愉快そうに言い放った
> 「君(;´Д`)バカにしちゃいかんよ
> こりゃただの公衆電話の赤電話だろ
> しかもケーブルもつながってない
> 私の仕事は子供の遊びじゃないんだ
> ええい馬鹿馬鹿しい
> 帰ってくれたまえ」
> 空白氏の憤りも意に介さず男はこういった
> 「いや(`ー´)先生のお気持ちはわかります
> じゃね先生(`ー´)これがアンティークだとおっしゃるのなら
> これを待合室においていただけませんかね
> それくらいならようございましょう?所詮ただの飾りだ
> お代は後からでけっこうです
> お試し期間と言うことで」
> まぁただなら(;´Д`)ということで
> 空白氏は男の持ってきた電話を待合室に置くことにした
> そして一週間
> 「なんだ(´Д`)今日はずいぶんと暇だなぁ
> いったいこりゃどうしたんだ」
> 疑問に思った空白氏が待合室をのぞくと
> 常連の患者が電話に群がっているではないか
> 一人の患者が空白氏に満面の笑顔を浮かべながらこういった
> 「せんせい(´ー`)これはいいものです
> とてもいいものです
> この電話から聞こえる声を聞くと凄く気分がよくなるんです
> だから先生に会わずに帰っちゃうんですよ」
> 声?
> ケーブルもつながってない電話から?
> 疑問に思った空白氏が受話器を耳に当ててみると何の音もしない
> 「…ああ(;´Д`)彼らの病気はここまで重くなったのだ
> 急いで薬を与え安静にしてもらわねば」
> 空白氏はあわてて薬局に指示を出し
> 薬を持たせて患者を帰宅させた
> しかし翌日
> またその翌日
> 群がる患者はいっこうに減る様子もない
> ついに空白氏は根負けし患者の好きにさせることにした
> 「(´Д`)まぁ暇が欲しかったしな
> あの男は不思議な奴だったが」
> ところかある日患者が一斉に来なくなった
> 不思議に思った空白氏がカルテを頼りに
> 患者たちの家へ電話をすると家族たちが口々に
> 「今日息を引き取りました
> 眠るように死んだようでとても安らかな死に顔です」
> というではないか
> おかしい何かある
> 絶対におかしい
> 頭を抱える空白氏の元へ例の男がやってきた
> 「先生(`ー´)そろそろあの機械の効果が
> おわかりになったんじゃないですか?」
> 「(;´Д`)何のことだ!」
> 「(`ー´)あの機械は心を病んだ人の脳を徐々に壊す機械なんですよ
> 先生は健常者でらっしゃったからわからなかったでしょうがね
> ま(`ー´)公衆自殺装置とでも言いましょうかね」
> 空白氏が臍をかんだところですべては手遅れなのだった

うーん(;´Д`)俺のイメージとはちょっと違うな
貴殿はなにげに文体模写がうまいな

参考:2004/04/08(木)18時10分56秒