●この親にして……。 いやあ、当然とはいえ、同情の声がまじに少ない人質事件だね。 にしても、人質になった少年の親には本当にあきれたよ。 きのうも書いたが、テロリストの要求を容れたら、 海外にいる日本人は間違いなく大きな危険にさらされることになる。 どんなにむちゃな交換条件であっても、人質をとって脅せば通るという認識が、 全世界に広まってしまうから。それを考えたら、 親に言えることはただひとつである。「息子はどうなってもいい。 テロリストに屈しないでいただきたい」。これのみだ。 なのに、この迷惑少年の親は、自分の勝手な判断で 渡航自粛を呼びかけられているイラクに渡った息子のために、 自衛隊を撤退させろとほざいた。 あいた口がふさがらないとは、このことである。自分のことしか頭にないのだ。 ジコチューとは、こういった人間のためにある言葉だったのか。よくわかった。 日本の親は、ついにここまで堕落した。 いじめや少年犯罪がかつてないほどに増加した理由がここにある。 この少年は、こういう親を見て育ったんだなあ。