2004/04/15 (木) 20:03:06 ◆ ▼ ◇ [mirai]専業同人の末路 (男性)
20代・・適当に好きなときに生活に困らない程度にバイトで稼ぐ。
商業での経歴はアンソロに数回採用されたのみだが、
「おいら、絵でメシ食ってますから」が口癖。
アフタヌーンかウルトラジャンプで漫画を描くのが夢。
30代・・周りは結婚したり子供がいたりと庶民の生活をしてる。
自分は今だ職歴なし、独身。貯金もなし。働いても日雇い。
才能の無さを薄々自覚しつつも、今更それを認めたらこれまでの
人生を全否定するような気がして止めるに止められない。
一人食事を取っていると時折突発的に激しい焦燥に駆られることがある。
40代・・今はまだほとんど存在しないが、あと数年たてば溢れるほど登場する層。
体力も精力も衰え、無理がきかなくなるが、稼げる仕事は力仕事のみ。
給料も底辺のまま。独りでボロアパート住まい。
既に絵柄が古びているが逆に「最近の若い奴の絵はデッサンが狂ってる」と思っている。
巨匠の誰それは40代で初ヒット作を飛ばした、という都市伝説が心の支え。
50代・・パソコンでギコギコすらできない。家賃を稼ぐため空き缶拾いに精をだす。
服は毎日同じ。髪やひげは伸びっぱなし。靴下は穴だらけ。コンビニの裏の
ごみ箱をあさること何の抵抗も感じずしてしまう自分がいる。
漫画?そういえば最近読んでない。どうでもいい。
60代以降・・もう何歳なのかの判別つけがたし。なるようになっていく生活。
どっかが痛みだし、ここまででもかなり不幸だが、更に運が悪ければ逝く。
でも逝ったことは誰にも知られない。すでに行方不明だし。