2004/04/20 (火) 01:53:11        [mirai]
 びっくりしたのなんのって。 
 次世代電池の話を後輩としていたのだけれども、そのなかで驚異的なものがあることを聞いた。 
 なんでも、容量的にはリチウムイオンバッテリーと同規模でありながら充電速度は数千倍。 
 使用材料の関係からほぼ無公害ってな電源。 
 ・・・なんじゃそりゃ・・・。 
 そんなもの、どうやって・・・ 
 と考えたところで、いくつか思い当たるものがある。 
 1.フライホイールバッテリー 
 2.燃料電池 
 3.これはないだろうけど、強容量制限放電コンデンサ 
 答えは三番。 
 予想は当たったけど、内容が問題だ。 
 コンデンサ、これはいい。 
 しかし容量が、容量の単位が・・・ 
「F(ファラッド)だとぉ?」 
 そう、コンデンサの単位がFであることは一般的だけど、その使用係数は、大概「μ・p」であり、表記は「μF・pF」なのだが、そいつの単位は「F」。 
 思わず目を疑ったよ、うん。 
 それも「5.7F」 
 いまは実験段階らしいけど、秋口には電気自動車への車載が計画されているとか。 
 すごいことだよ、うん。 

 ファラッドって単位は、自然科学に類する分野なので、この大きさだけど、個人的には電気電子の分野用に「F」系統の新単位が必要じゃないかというぐらい大きさが違う。 
 いつも使っている通貨が10~100円なのに、本当の通貨基準はM(メガ)円なんだよ、ってな気分だ。 
 大きな隔たりとかそういうことじゃなくて、常識知らずな衝撃だ。 
 コンデンサなので充電速度は速いし、化学反応じゃないのでメモリー効果はないし、材料はアルミと炭素と紙ってなかんじ。 
 内容物の関係から機内持ち込み制限がかかりそうな燃料電池や、限りなく重量と素材の問題が継続的に続く蓄電池にくらべなんと未来の明るいことか。 
 うぉぉぉぉ、まじに眩暈。 
 この感動を味わえる職業をしていてよかったぁ~w 

 なお、原理などは下記URL参照。正式名称>ナノゲート キャパシター 
http://www.jeol.co.jp/jeol/topics/2003/031003-2.htm