二〇〇〇年五月に起きた西鉄高速バス乗っ取り事件で、医療少年院に送致された 男性(21)=事件当時(17)=の両親と、重傷を負った被害者やナイフを突きつけられた 女児の計二人の間で、示談が成立したことが二十日、明らかになった。両親が示談金を 支払うほか、男性が退院した際に被害者と面会することなどが条件。示談に応じた 関係者は「少年と話をして、事件の背景を考えていきたい」と話している。 同事件は二〇〇〇年五月三日に発生。刃物を持った男性が、佐賀発福岡行き 西鉄高速バスを乗っ取り、広島県内のサービスエリアで停車。翌日未明、 警官隊が車内に突入し少年を逮捕したが、一人が死亡、四人が重軽傷を負った。 http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news005.html