97年7月の神宮でのヤクルト阪神戦での出来事。 オールスターを目前にして未だホームラン0の新庄。 その日も全く良いところがなく迎えた最終打席の前に業を煮やした虎ファンが、 「よーし、もうこの打席でホームランを打たなかったらこの場で(俺の)手首をかっ切るぞ~。 俺が最後の雄たけびをあげるからホームラン打ってみろ~」 と言って突然「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーー」と叫び始めた。 結果、待望の第一号がレフトスタンド最前列に飛び込んだ。 自分の生命を懸けて応援する姿勢と結果が最高の形で結びつくこともあるのかということを知った。