ギロチンの日 1792年4月25日、フランスでギロチンが実用化されました。 当時はフランス革命後の恐怖政治により、毎日何百人もの人が処刑されていました。そこで、内科医で国民議会議員だったジョゼフ・ギヨタン が、受刑者に無駄な苦痛を与えず、しかも全ての身分が同じ方法でできるような「単なる機械装置の作用」により行うよう議会で提言し、その 案が採択されました。 外科医のアントワヌ・ルイが設計の依頼を受けて、各地の断頭台を研究し、刃を斜めにする等の改良を加えました。このため当初は、ルイの名 前をとって「ルイゼット(Louisette)」とか「ルイゾン(Louison)」と呼ばれていましたが、この装置の人間性と平等性を大いに喧伝したギヨタンの方 が有名になり、ギヨタンから名前をとった「ギヨチーヌ(Guillotine)」(ドイツ語読みで「ギロチン」)という呼び名が定着しました。