投稿者:  2001/05/19 (土) 02:04:55        [mirai]
落書きの教科書と外ばかり見てる俺 
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる 
やりばのない気持ちの扉破りたい 
校舎の裏 煙草をふかして見つかれば逃げ場もない 
しゃがんでかたまり 背を向けながら 
心のひとつも解りあえない大人達をにらむ 
そして仲間達は今夜家出の計画をたてる 
とにかくもう 学校や家には帰りたくない 
自分の存在が何なのかさえ 解らず震えている 
15の夜 ----- 
盗んだバイクで走り出す 行く先も解らぬまま 
暗い夜の帳りの中へ 
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に 
自由になれた気がした 15の夜 

冷たい風 冷えた躰 人恋しくて 
夢見てるあの娘の家の横を サヨナラつぶやき走り抜ける 
闇の中 ぽつんと光る 自動販売機 
100円玉で買えるぬくもり 熱い缶コーヒー握りしめ 
恋の結末も解らないけど 
あの娘と俺は将来さえ ずっと夢に見てる 
大人たちは心を捨てろ捨てろと言うが 俺はいやなのさ 
退屈な授業が俺達の全てだというならば 
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な 
15の夜 ----- 
盗んだバイクで走り出す 行く先も解らぬまま 
暗い夜の帳りの中へ 
覚えたての煙草をふかし 星空を見つめながら 
自由を求め続けた 15の夜 

盗んだバイクで走り出す 行く先も解らぬまま 
暗い夜の帳りの中へ 
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に 
自由になれた気がした 15の夜