2004/05/22 (土) 23:18:14        [mirai]
    投稿者:スレッド   投稿日:2003/09/24(水)00時19分54秒   ■   ★   蓮池透ファン 
対北朝鮮外交で強硬派をリードする蓮池透「家族会」事務局長の“危険思想
”
 北朝鮮拉致被害者が帰国して約半年――。
被害者の家族たちで組織された「家族会」の危険な言動は、ますますエスカ
レートしている。米国務副長官のアーミテージに北朝鮮への強硬姿勢を要望
したかと思えば、政府に対しては経済制裁を執拗に迫り、マスコミや外務省
には口汚く罵詈雑言を浴びせる。その姿はまるで、「被害者の救出」という
本来の目的すっかり忘れてしまったかのようだ。
 そして、そんな政治集団と化した「家族会」の中心的存在となっているの
が、拉致被害者・蓮池かおるさんの兄である透だろう。何しろこの蓮池兄、
「家族会」事務局長としてメディアや政府に対して徹底した強硬路線を扇動
し、いまや日本の北朝鮮外交を左右する存在にまでなってしまっているのだ
。しかもここにきて、『奪還 引き裂かれた二十四年』(新潮社)と題する
手記まで出版する有様――。
 だとしたら、メディアもそろそろ、この蓮池兄、蓮池透という人物をきち
んと検証してみる必要があるのではないか。今回の手記出版やその発言でも
わかるように、いまや蓮池兄はたんなる「被害者の家族」ではない。世論は
もちろん拉致問題や日朝関係の行方にも大きな影響を与え、次期衆院選では
自民党から出馬説も一部でささやかれるオピニオンリーダーなのだ。いやま
立派な「公人」たる人物の思想や言動を検証するのは、ジャーナリズムとし
て当然の社会的責務ではないのか。
 いや、それ以上に、この蓮池透という人物を検証しなければならない大き
な理由がある。それは、この人物の言動がまさに、「拉致問題の解決」とは
まったくちがった別の危険な目的ほもっているのではないか、と思わせるも
のだからである。
●北朝鮮との戦争まで口にし始めた蓮池兄
 たとえば、そのひとつのあらわれが巻く巣込みに対する異常なまでの「報
道統制」のやり方だろう。大手氏社会部記者が振り返る。「『家族会』や『
救う会』はこれまで、意にそぐわない報道に、恫喝としか思えない行動を繰
り返しているが、実はそれを主導してきたのは蓮池さんなんです。フジや朝
日、毎日がキム・ヘギョンをインタビューした際は、報道した3社を記者会
見や取材から締め出せとまで言っていたし、『週刊金曜日』の曽我ひとみさ
んの家族へのインタビューの時も、『一マスコミが出過ぎたことをするな』
とまで言い放っていたほどですからね」
 もっとも、当初はこうしたマスコミに対する強硬姿勢も、帰国した5人の
被害者を守るための熱意のあまりだと思われていた。だが、その後、当の被
害者たちが口を開き始めると、蓮池兄の動機はまったく別のところにあるこ
とがわかってきたのである。「当の被害者はその後の会見で『(子供たちの
インタビューは)ありがたい』と発言してましたからね。ようするに蓮池さ
んたちは、北朝鮮を利するということが嫌だっただけなんじゃないか。『週
刊朝日』の地村保志・富貴恵さんインタビューの一件だ、激怒したのもそう
。あのインタビューの中で、地村さんたちが北朝鮮を擁護するような発言ほ
したことが許せなかったというのが理由でしょう。実際、蓮池さんはマスコ
ミの報道を統制する一方で、北朝鮮を攻撃するためには、薫さんのプライバ
シーを公開したり、彼らを窮地に追い込むような情報を流してますからね」
(前出・大手紙社会部記者)
 こうした理不尽な圧力はマスコミに対してだけではない。周知のように、
「家族会」の会長である横田滋さんがこれまで、3度にわたって訪朝の意思
を表明しながら、その都度、断念に追い込まれているが、これもすべて蓮池
兄による強行な反対の結果なのだ。内情に詳しいジャーナリストともこう首
をひねる。「『家族会』は被害者の家族のために作った組織なんですから、
当然、本人の意向を優先すべきだし、結果的には横田さんの訪朝が拉致民代
の解決を促進する可能性もある。ところが、蓮池兄は『救う会』の佐藤勝巳
会長らとともに横田さんに『北朝鮮を利するだけだ』とプレッシャーをかけ
まくり、横田さんが訪朝の断念を表明せざるをえない状況に追い込んでしま
ったんです」
 そしてもきわめつけともいえるのが、訪米や経済制裁要求といった最近の
動きだろう。この行動は、核問題をめぐる多国間協議が始まった状況で、一
歩間違えれば、米ブッシュ政権の北朝鮮武力攻撃を後押しする、きわめて危
険なもの。しかも、蓮池兄は問題解決とは逆の結果を招くとしか思えないこ
の「経済制裁」という要求に固執し、その言動をエスカレートさせていって
いるのだ。「そもそも3月の訪米も言い出したのは蓮池さんなんですが、こ
の時、蓮池さんはアーミテージから『拉致はテロ』との言質を得たことに勢
いづいて、『日本の外務省にも同じことを言わせろ!』と川口外相との面会
を要求するんです。しかも、川口がテロ認定や経済制裁を拒否すると、蓮池
さんは激怒。逆にその言動を激化させていった。しかし今、『経済制裁』な
んかやれば、北がさらに態度を硬化させるばかりか、北にいる被害者の肉親
を窮地に追い込むようなことになりかねない。こんな政策を要求するという
のは、もはや蓮池さんは拉致被害者の奪還よりも北朝鮮と戦争をしたがって
いるとしか思えませんね」(大手紙政治部記者)
 そう、蓮池兄の目的は「拉致問題の解決」ではなく、日本と北朝鮮との対
立を激化させることにあるのではないのか――。そんな疑念が拭いきれない
のである。実際、すでに蓮池兄は様々なメディアで「北朝鮮との戦争」を容
認するような発言をおこなっている。「これは戦争ですよ。アメリカならそ
うするでしょう」「戦争状態になっても仕方ないと覚悟はできています」「
万が一の時はこちらだってやるべきことはある」……。
そして、最近のある論壇誌のインタビューでは、こんな台詞まで口にした。
「拉致は国家テロなんですから、日本は集団的自衛権を発動してもいい」