2004/05/30 (日) 06:29:30        [mirai]
朝、快速電車に乗ったら、何か落ち着きないリクルートスーツの若い女の子がいた。
吊り革につかまりながら足を交互に動かして時折目をしかめたりして、暑くもないのに額に汗かいてた。
こいつ緊張して下痢になったな、とピンときた。
快速だから駅を通過するたび悲しそうに目で追ってた。
可哀相に、きっと今すぐにでもトイレに行きたいんだろう。
まるで逃げられないように両手縛りで吊るされて浣腸され人前に晒されてる女を目の前で観賞してる気分だった。
無言で我慢を続ける彼女の苦しく情けなさそうな顔をしばらく楽しませてもらった。
便意のピークを過ぎたのかちょっと彼女は落ち着いたが、またすぐに次の波がきてるみたいだった。
停車駅のアナウンスが流れると彼女はそわそわとドアに向かおうとした。
だが車内は混んでて彼女は向きを変えるのが精一杯だった。
吊り革から離した手をお腹に当てて、目は一秒でも早くドアが開くのを待ち望んでるように見えた。
駅に着いてドアが開いたが途中駅なので降りる人はあまりなく、むしろ乗る人がどんどん入ってきた。
彼女はあせって「すいません、降りまーす」と小声で言いながら人を掻き分けてドアに向かっていった。
慌てて降りようとする彼女が俺の立っている脇を通り抜けようとした。
俺はカバンを持ちかえるふりをして、必死に人を掻き分けて通り過ぎようとした彼女の脇腹あたりをカバンで一突きしてやった。
表情は見えなかったが彼女は一瞬ビクリと硬直した。
あぁっ!という嘆息にも聞こえた。
ホームに出た彼女はさっきまで真っ青だった顔を真っ赤にして泣きべそかいていた。
不安そうに手でお尻を撫でたり覗き込みながら必死に階段の方に走ってった。
泣きじゃくりながら駆け続ける彼女が走りだした車窓から見えた。