日本の「地下経済」は23兆円!? 横浜銀行系のシンクタンクが算出 横浜銀行系のシンクタンク・浜銀総合研究所は23日、とばく、売春、脱税な ど税務当局が把握できない経済活動の分析リポートを発表した。はじき出した平 成11年時点の推計値によると、日本の「地下経済」の規模は最大で見積もって 23兆2000億円。同研究所は、今後、税制の変化や電子商取引の発展の仕方 によっては拡大する可能性があるとしている。 推計値によると、日本の地下経済はピークの平成2年には最大で33兆500 0億円規模に到達した。しかし、バブル崩壊後は、減税に伴う脱税の減少や風俗 業の規制強化などで縮小傾向をたどっている。今後の規模は高齢化の進展でどの 程度の増税が行われるか、ネット取引がどう発展するかなどにかかっているとい う。 推計値は、現金需要、実質所得、租税負担などの関係を示す「通貨需要関数」 を基に、特殊な計算式を使って算定された。