セガ、ドリキャス響き経常赤字527億 連結決算、今期は黒字見込む セガが22日に発表した2001年3月期連結決算によると、売上高が前期比 28.4%減の2429億円、経常赤字は527億3600万円(前期442億 7100万円)に拡大した。 3月末に生産中止した家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」の採算悪化が響い たとみられる。赤字は4期連続となった。 ドリキャス撤退では巨額の特別損失が発生した。しかし、3月に死去した大川 功会長兼社長が個人資産779億円を寄贈したため、最終赤字は517億290 0万円(前期428億8000万円)と、経常ベースの赤字とほぼ同じ水準とな った。 同社は今期、ドリキャス撤退で全体の事業規模は縮小するが、ゲーム機製造の 負担が軽減され、他メーカーへのソフト供給も軌道に乗ると予想する。売上高1 890億円、経常損益は54億円の黒字に転換すると見込んでいる。