ちらちらと 白い雪が レンガの路に降る 落ちては ほら 溶けて消えるよ 息で曇るガラスに 指先で引く 遠い空 ひとり見上げている 4月の遅い雪に 春の気配も じらされて ため息がひとつ 楽しいばかりじゃないよ 時には そう 自分が とてもとても小さく思える ねぇ 誰もそうだよ 涙や 痛み それぞれの胸 うけとめて 迷っている ひらひらと 舞う花びら 白い雪と踊る にぎわう街 今日から春のフェスタ