[No.034] アフター・スクール・クラブ 2001年5月21日 「中島くん、なにしてるの?」 「フエの練習。」 「それ、私のフエだけど。」 「わあ、本当だ。気付かなかったよ。」 「変態。」 「ち、ちがうよ。」 「じゃあ、何?」 「アングラ。」 「きゃあ、こわい。」 「そういう渡辺さんは、何の用で?」 「私は忘れ物を取りに。」 「ふぅん。忘れ物ってこのノート?」 「何故それを!」 「フエのついでに机の中を探っていたら見付けた。」 「変態。」 「変態じゃないもん。」 「アングラ。」 「そう。アングラ。」 「返して。」 「なーにが書いてあるのかなー。乙女の恋の悩みかなー。」 「やめて。読まないで。」 「えーと…魚肉双生児」 「…」 「…さーて来週のサザエさんは、『ワカメ酒に興味を持ち始める』他3本です。」 「…」 「…ネタ帳?」 「ネタ帳。」 「ふぅん。そうなんだ。渡辺さんってそういう人だったんだ。シモネタとかする人だったんだ。」 「なによ。」 「変態。」 「ち、ちがうよ。」 「変態。」 「変態じゃないもん。」