2001/05/26 (土) 03:22:59 ◆ ▼ ◇ [mirai]「非常識」アスキー西和彦副会長の結婚式
結婚式のタイミングも悪すぎた
大川氏の死後、CSKグループは前途多難
5月5日、アスキーの西和彦副会長の結婚式がホテルオークラ「曙の間」で
開かれた。300人を集めた祝宴だったが、そこにCSKやセガの経営幹部の姿
はなかった。
アスキーの経営危機を救ったのは、CSK・セガグループ総帥の故・大川功氏。
祝宴は、その大川氏の死の直後だったし、西氏にとってはナント4度目の結婚式
なのだ。CSKグループのある幹部は「いくらなんでも非常識。これじゃ世間か
ら見れば人格破綻者だ」と語り、「ほかの予定が入っていたから披露宴は欠席し
た。祝電は送ったからいいだろう」と不快感を隠そうともしなかった。
そのアスキーは結婚式の1週間後の11日に2001年3月期の業績見通しを
下方修正した。黒字予想が一転、赤字転落だったから、アスキーの社員にとって
も、西副会長の結婚祝いどころではなかったのだろう。
CSK・セガグループでは、ほかにもパソコン小売店で知られるCSK・エレ
クトロニクスが4月末に赤字幅が拡大することを発表している。セガもダメ、ア
スキーもダメ、CSK・エレクトロニクスもダメで、グループ内では西氏の派手
な結婚式への風当たりは強まるばかりだ。
大川氏の理屈を超えた温情がなくなった以上、西氏のアスキーでの境遇はさら
に不安定なものにならざるを得ないと見る。自らアスキーを去り、西家で世襲し
ている須磨学園高校の校長職に専念したほうが、アスキー社員のためにもなるの
ではないか。
それでなくても、CSK社内では大川氏亡き後、気になる対立が表面化してい
る。ともに野村証券出身の福島吉治会長と青園雅紘社長で、システム開発大手の
CSKの業績向上に専心したい青園社長と、大川氏の夢を受け継ぎセガ再建を中
心に考える福島会長の間では、日に日に溝が深まっているという。
大川氏の死後、株価が急上昇に転じたCSKだが、内部はグチャグチャと言っ
ていいようだ。