全国の子どもに二十七年間にわたってカブトムシを贈り続け、「カブトムシお じさん」として親しまれている福岡県久留米市の酪農業内田龍司さん(52) の活動が存亡の機に立たされている。野積みした堆肥(たいひ)の中で幼虫を 育てる独特の飼育法が、十一月に完全施行される家畜排泄(はいせつ)物処理 法により違法となるためだ。内田さんは窮余の策として国に「かぶと虫特区」 の認定を個人申請する準備を始めた。(西日本新聞)