2004/07/06 (火) 04:10:38 ◆ ▼ ◇ [mirai] 前記の経過で、Eを被告人Cの自室に連行した後、被告人らはEを交替で
監視することとしたが、同月二八日ころの深夜、被告人らのほか、不良仲間
のL、Gが被告人Cの居室にたむろしていた際、被告人Aは、仲間らにEを
輪姦させようと企て、他の被告人らや、右L、Gらと意思相通じ、こもごも
覚せい剤を飲み半狂乱になったように装い、Eに襲いかかり、必死に抵抗す
るEの口や手足を押さえ付け、Eに馬乗りになるなどの暴行を加えて、その
反抗を抑圧し、Eの着衣をはぎ取り、被告人Aが、他の被告人らやL、Gら
にも裸になれと命じ、これを受けて被告人A、同B以外の者は着衣を脱ぎ捨
て、G、L、被告人Dの順に強いてEを姦淫し、その際、被告人Aは、剃刀
を持ち出してEの陰毛を剃り、更に、その陰部にマッチの軸木を挿入して火
をつけるなどの凌辱に及び、Eが熱がるのを見て被告人らで打ち興ずるなど
した。
同年一二月上旬ころ、Eが逃走を試み、警察への通報を図ったことに腹を
立て、被告人A、同B、同CがEの顔面を手拳で多数回にわたり殴打し、被
告人AがEの足首にライターの火を押し付け、火傷を負わせるなどした。被
告人らは、この後も、時に、その不良仲間を加えるなどして、Eを全裸にし
てディスコの曲に合わせて踊らせたり、自慰行為を強要したり、Eの顔にマ
ジックペンで髭を描いて興じたり、Eの陰部に鉄棒を挿入して何回も出し入
れしたり、肛門に瓶を挿入したり、また、シンナーを吸引させ、ウイスキ
ー、焼酎などの一気飲みを強要し、寒気の厳しい夜中、Eを半裸体でベラン
ダに出し、牛乳、水などを多量に飲ませ、煙草を二本一度にくわえさせて吸
わせるなど度重なる暴行、凌辱を繰り返した。
同月中旬から下旬にかけてのころ、被告人AがEのこぼした尿を踏んだと
いうことを口実に、被告人B、同Cにおいて、Eの顔面等を手拳で多数回に
わたり殴打し、Eの顔面が腫れ上がり変形したのを見て、同被告人らは、
「でけえ顔になった」などと言って哄笑した。右暴行の場には、被告人Aは
いなかったが、翌日、被告人Cは、「あんまり面白いからAにも見てもらお
う」などと言って、自慢気に、被告人AにEの顔を見せた。被告人Aは、そ
の変りように驚いたものの、自らも、これに触発されたように、Eを多数回
殴打するとともに、太腿部、手のE等に揮発性油を注ぎライターで点火し、
火が消えると更に同様の行為を繰り返し、Eに火傷を負わせた。このころ、
Eは、度重なる暴行に耐えかねて、「もう殺して」などと哀願することもあ
った。
被告人Aらは、同月中旬ころから、主にFにEの監視役をさせるようにな
ったが、そのころからEは少量の食物しか与えられず、更に、同月末ころに
は、わずかの牛乳を与えられる程度になり、栄養障害と被告人らの度重なる
暴行により、心身ともに極度の衰弱状態に陥り、食欲も減退し、顔面は腫れ
上り、手足等の火傷は膿み爛れて異臭を放つなどし、階下の便所へ行くこと
も困難で、終日監禁場所である被告人Cの居室で横臥している状況であっ
た。