助手「これであの子達は罪の意識にさいなまれクラスでのいじめも減ることでしょう…」 博士「…動物の中で人間だけが持っている感情、それは罪悪感だ」 博士「平気で他人を傷つける連中には皆、罪の意識が大きく欠如している」 博士「つまり美しい精神を持った人間とは心に強く罪悪感を抱いているものなのだ」 助手「私たちの真の目的は子供達の深層心理に強く罪悪感を植え付けること…」 博士「うむ、罪悪感には攻撃や憎悪を抑止する力があるからな」 助手「その意味ではサクラ中での実験は成功といえるのではないでしょうか」 博士「とはいえ、あの生徒達に刻まれた罪悪感もいづれは薄れて消えてゆく…」 博士「私はもっと早い時期から子供達に強烈な罪の意識を植え付けるべきだと思うんだ」 博士「美しい人間になってもらうためにね」 助手「では計画を第二段階へと進めるわけですね」 博士「うむ、アダモを小学校と幼稚園に投入だ」