2004/07/20 (火) 01:29:08        [mirai]
 梨華は涙目をキッと吊りあげ、気丈に睨みかえした。こんなふうに無理やり犯されて、
気持ちがいいわけがない。処女の身空で暴虐の嵐にさらされた身体は、ただ痛みに震える
ばかりだった。
「へへんっ。まったくかわいげのない女だぜ。ちったあ、色っぽく泣いてみろよ」
 ぬちゃっ、ぬちゃっ、ぬちゃっ、としたたかに処女肉をえぐられる。そのたびに身体の
なかで、くしゃっ、くしゃっ、と無残な音が鳴り響く。
「ぐっ! ぐうううーっ!」
 梨華は必死に首を左右に振り、鼻奥で悶え泣いた。痛みのあまり、失神してしまうこと
もできなかった。突きあげてくる衝撃にビクンッビクンッと身体が跳ねあがり、激痛はジ
ンジンと脳天までを痺れさせている。
「へへへっ。これから、たっぷりと仕込んでやるからな。この綺麗な顔も、でっかいおっ
ぱいも、穴を開けたばかりのオマ×コも、徹底的にかわいがってやるよう」
 粘っこい吐息を顔にかけられ、男臭い汗がポタポタとしたたり落ちてくる。身体中が汚
辱に染め抜かれていくような気がする。
「ああっ! もっ、もういやっ……もういやああああーっ!」
 絶叫し、首を振った瞬間、信じられない光景が目に飛びこんできた。涙にかすむ視界の
なかで、辰巳がビデオカメラを構えていたのだ。
「あっ、あああーっ……やめてえーっ! 撮らないでえーっ!」
 股間に打ちこまれた巨根に苦悶しながら、狂ったように手脚をバタつかせる。
「うーひっひひひっ!」
 梨華と目が合った辰巳が、太鼓腹を揺すって高笑いをあげた。
「梨華ちゃんが女になるところ、バッチリ撮影しておいてあげたからねえ」
「なっ、なんですってっ!」
「へへっ。どうせ、この部屋には隠しカメラが三台もあったんだ。お嬢さんがおしゃぶり
する艶姿もバッチリさ」
 益岡が追い討ちをかけるように言い放つ。
 そっ、そんなっ……そんな馬鹿なっ……。
 びっしょりと汗をかいた気貴い美貌が、屈辱にまみれて歪みきった。あまりの衝撃に、
心臓がとまるかと思った。写真に加えて、淫らな舌奉仕や凌辱の風景さえビデオで撮られ
てしまったのかと思うと、全身の血を抜き取られるような無力感を覚えた。
「いーひひひっ。梨華ちゃん、オマ×コから血が出てるぞう。さすがヴァージンだ、綺麗
な血だよう」
 辰巳が結合部分にレンズを向け、狂喜乱舞の声をあげる。そんなところまで接写される
屈辱に、いよいよ意識が薄らいでいく。
「うりゃ、うりゃ、うりゃっ……」
 そんな梨華の気持ちなどおかまいなしに、益岡は抽送のピッチをぐいぐいとあげていっ
た。恥毛と恥毛をからませ、恥骨と恥骨を激しくぶつけた。
 もう、すぐにでもイッてしまいそうだった。煮えたぎる欲望のエキスを、梨華のなかに
ぶちまけたくて仕方なかった。
「よーし、そろそろイクぞ。たっぷりとなかに注ぎこんでやるからなあ」
「いっ、いやあっ! 出さないでっ、なかで出さないでええーっ!」
 梨華は狂ったように泣き叫んだ。淫獣の樹液を、こんな男の吐きだすものを、身体の内
側で受けとめたくなかった。