2004/07/24 (土) 02:11:42        [mirai]
そしてまた陽が、ふたりを照らし出す。
そのまばゆい光の中で、最初に母親が目を覚ました。
【母】「観鈴…」
呼びかける。
彼女の目が開いた。
不思議そうに、辺りを見回す。
【みすず】「わたし、ねてた」
【母】「あんた、ほんまに寝とったんやな」
【母】「身体、痛ないか?」
【母】「うちのこと、覚えてるか?」
【みすず】「………」
【みすず】「おかあさん、おはよー」
【母】「ああ、よかった…」
【母】「観鈴、元気で笑てくれとる…」
【母】「こんな朝を、うちはずっと待ってたんや…」
【みすず】「にはは」