MiG-23UBはシーケンシャル・イジェクション能力があり、今回の飛行でも後か らのコントロールでこの自動射出が洗濯されることとなった。つまり、もしだ ちに機を捨てねばならないような緊急事態になった場合には、ゴルゴノフが私 の座席の射出も行ってくれるという、かすかな望みがあるわけだ。MiG-29のと きと同じく、脱出システムには下肢拘束ガーターが装備されていないが、射出 時にはラダーペダル部分にあるケーブルが脚を座席に引き寄せて、どこかに激 突するのを防いでくれる。座席にはまた、一体型ハーネスが装備され、中央の 接続ポイント一カ所で止めるようになっている。非常用キャノピー投棄ハンド ルは、キャノピー枠のすぐ下の右側壁部にある。ハンドルは収納部分に平らに 収っているが、スプリング式になっていて、ハンドルを引き出して押し下げる と、キャノピー投棄が開始される。