2004/08/12 (木) 22:06:25        [mirai]
続いて白旗を掲げた日本人数人がやってきた。年配の男性がロシア語でピストルをよ
こせというので、サバイバルナイフと一緒に手渡した。
連れて行かれた空港ターミナルで、ロシア語を流暢に話す日本人から「迷子になった
のか?」と聞かれた。
「いや、自分の意志で飛んできた。亡命したい。すぐに戦闘機を隠して欲しい」
米国亡命を求める英文のメモを託した。

その夜、函館のホテルで日本の外務省職員に、「パラシュートや自分の服を海に捨て
て墜落したように見せかけて欲しい」と話すと、彼は一瞬けげんな顔をした。
「すでに世界中があなたの亡命を知っている。ソ連は大変な圧力をかけてきた。でも
心配は無用です。あなたを返す事はわが国の民主主義に反しますから。」きっぱり
と言った。救われた思いだった。ソ連に帰ればシベリア送りだろう。自分はこれか
らどうなるのか?