> 2024/03/12 (火) 17:30:46 ◆ ▼ ◇ [misao]> > あのー
> > それ家康
> そもそもホトトギスネタ自体が家康が温厚だと見せたい奴らが広めたもので
> 家康自体も大概暴君だったみたいな陰謀好きだよ(;´Д`)
太閤秀吉が出席した連歌の席で、ちょっと前の句の付合だったのでしょう。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く蛍」
と(秀吉が)詠まれたのを、里村紹巴が「蛍が鳴くという歌に先例があるとは、さて存
じませぬ。」と申し上げたところ、(秀吉は)大いに不機嫌であったが、「何であろう
と、おれが鳴かせるというのに、鳴かないものが、天下にあるはずがない。」と豪語さ
れました
細川幽斎が、その席にいて、紹巴に向かって、「そのことだが、蛍が鳴くと詠み合わせた歌の先例があります。
それはつぎのようなものですと言いました。
武蔵野の篠を束ねて降る雨に蛍ならでは鳴く虫もなし
(武蔵野のどしゃぶりの雨の降る夜、雨の中を蛍が光って飛ぶのが見えるが、蛍の他に鳴く虫の気配もないことだ)
と申されたので、紹巴は大変驚いてひれ伏し、太閤殿下はたいそう上機嫌だったそうです。
翌日、紹巴はさっそく幽斎のもとへ行って「それにしても昨日はとんでもない不行き届
きで連歌師の面目をつぶしてしまいました。蛍が鳴くというのは何という歌集に入って
いるのですか」とお訊ねしました。
すると幽斎は秀吉程度の人間に何の証歌が必要でしょうか。
昨日の歌は実は私の自作ですと申されたとのことです。
この歌によって鳴くにことよせて表現した「なし」が「証歌なし」に通じて道理にかなっているように思われると家熙様はおっしゃるのでした。
参考:2024/03/12(火)17時17分27秒