(2/3) 3DCGアニメの新たな文体──『ガールズバンドクライ』にみる映像表現の特異性 - KAI-YOU.net https://kai-you.net/article/89511/page/2 特に衣服に生じる影に顕著だが、総じてやわらかなグラデーションで表現されており、簡潔な塗り分けは意図されていないように見受けられる。 なるほど、本作の特徴的なビジュアルはイラストの再現を意図したと説明されれば合点がいく。 だが、イラストとは動かないことこそが自然であり、本来は動かすことを前提に設計されていないはずのイラストが動くというのは、 たとえるなら、彫刻が思いがけず動き出すかのような不自然さを伴う。 もっとも、ここでいう「不自然さ」とは、単に不気味さや違和感を意味しない。 そうではなく、ハッとさせられるような、新鮮な驚きがあるのだ。 影はグラデーションで表現されてるな。 分かる ハッとさせられるような、新鮮な驚きがあるのだ。 分からない