自分には、淫売婦というものが、人間でも、女性でもない、白痴か狂人のように見え、 そのふところの中で、自分はかえって全く安心して、ぐっすり眠る事が出来ました。 みんな、哀しいくらい、実にみじんも慾というものが無いのでした。