> 2025/10/26 (日) 12:14:42 ◆ ▼ ◇ [misao]> PCの起動って早くなったよなあ(;´Д`)
> なんで昔ってあんなに遅かったの?
そうですよね、昔と比べるとPCの起動は格段に速くなりましたね。昔のPCの起動が遅かった主な理由は、
**HDD(ハードディスク)と呼ばれる記憶装置と、当時のOS(基本ソフト)**の設計にありました。
具体的には、以下の3つのポイントが大きく影響しています。
1. 記憶装置がHDDだったから
昔のPCでは、データを保存するのにHDDが主流でした。
物理的な円盤を回転させていた
HDDは、磁気ディスクを高速で回転させ、ヘッドを動かしてデータを読み書きします。起動時には、
必要なプログラムを探して読み込むのに、この物理的な動作が必要で時間がかかっていました。
今の主流はSSD
現在のPCでは、HDDよりもはるかに高速なSSD(ソリッドステートドライブ)が一般的です。
SSDは物理的な駆動部分がなく、メモリチップにデータを記録するため、データの読み書きが圧倒的に速くなっています。
2. OSの仕組みが未熟だったから
昔のOSは、今ほど起動を速くするための工夫がされていませんでした。
全ての処理を最初から行っていた
昔のOSは、PCの電源を入れるたびに、すべてのシステムチェックやサービスの起動を最初から順番に行っていました。
「高速スタートアップ」機能の登場
Windows 8以降に実装された「高速スタートアップ」機能は、シャットダウン時に次の起動に必要な情報をファイルに書き出し
、次回起動時にそのファイルを読み込むことで、起動時間を大幅に短縮しています。
3. ハードウェアの性能が低かったから
CPU・メモリの性能不足
昔のPCは、CPU(中央演算処理装置)の処理能力やメモリ容量が今よりはるかに低く、
多くのタスクを同時にこなすことができませんでした。OSやアプリケーションが要求するスペックが上がるにつれ、
古いハードウェアでは処理が追いつかなくなり、起動が遅く感じられるようになりました。
常駐プログラムの問題
ハードウェアの性能が低かったため、セキュリティソフトなど、起動時に自動で立ち上がる「常駐プログラム」が増えると、
さらに起動が遅くなる原因になっていました。
これらの進化によって、昔は「コーヒーを淹れて戻ってくるまで待つ」と言われたPCの起動も、今では数秒で完了するのが当たり前になったわけですね
参考:2025/10/26(日)12時12分11秒