「最近、暑くて眠れない…」三日前、美紗緒がそんなことを言い出した。 「いいじゃない、眠らなければおねしょしないで済むし」と言ったら美紗緒は泣いてしまった。 それから今日まで美紗緒は全く笑わない。とっておきの落語を聞かせてもくすりともしなかった。 美紗緒は三日間ちっとも寝てないようだった。その割にシーツは毎日濡れていたのだが…。