>  2018/09/13 (木) 23:10:18        [misao]
> 2nd gigを見直したけど、これ三島をモチーフにしてたのを
> 架空の人物に変更したからわけからなくなってるんだな
> 三島をそのままモチーフにしてれば、ずっとすっきりしてわかりやすかったろうに

SACでは物語の鍵としてサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を使ったのに 
なぜ、2ndGIGではシルベストルという架空の作家だったのか。 

企画段階ではシルベストルは三島由紀夫で、 
シルベストルの評論集『個別の11人』は、三島の『近代能楽集』になる予定だった。 
三島の『近代能楽集』は10の戯曲が収められているから、 
幻の11作目として『個別の11人』という作品を設定するつもりだったようだ。 
しかし遺族や右翼のクレームを考えて、泣く泣く断念したそうな。 
(ソースはユリイカ2005年10月号の攻殻特集の神山×東対談) 

これが実現していたら、SACなんて楽勝で超える世紀の超傑作が完成していた。 
三島の市谷駐屯地での割腹自殺=個別の11人のビルの屋上での自決 
それをきっかけに当時の三島を失望させた大衆が、 
今度こそ決起するというストーリーだった(しかもウイルスで) 

ウイルスの発動条件は、 
2ndGIGではシルベストルの『初期革命評論集』を読んだことのある「童貞」だったけど 
本当は三島由紀夫の幻の戯曲『個別の11人』を読んだことのある「同性愛者」だったと思われる。 

神山は右翼に刺されてでも私家版2ndGIGを作るべき。

参考:2018/09/13(木)23時04分50秒