中国・成都市の企業が街灯の代わりに地上を照らす人工の「月」(人造月亮)を2020年にも打ち上げる計画だという。 この人工月は人工衛星に搭載した巨大な鏡で太陽光を反射させるもので、 「空に吊るした鏡で太陽の光を反射させ、パリの街を一年中照らす」というフランスの芸術家のアイディアが元になっているそうだ。 ロシアは1999年に実験しているが、鏡の展開に失敗して実現には至らなかったという。 この企業、成都航天科工微電子系統研究院では何年もかけて研究を行っており、実際に打ち上げが可能な段階に達しているとのこと。 2020年には初号機を打ち上げて実証実験を行い、2022年には3機により地上を照らす実験を行う計画だ。 人工月は月の8倍の明るさで直径80km程度の範囲を照らすことができ、街灯の置き換えに十分な明るさが得られるという。 ただし、実際の明るさは夏の黄昏時ぐらいとみられ、それほど明るくなるというわけではないようだ。 そのため、生物の概日リズムに影響することはないと考えられているとのこと。