いちばん大変なときにもっと大変なことを持ち出して、抱えている問題の打開を図るというのが、いつもの宮崎のやり方です。 常識を楯に大反対したのが当時の社長だった原でした。内心無茶だと思いつつ「何とかなるだろう」と考えたのがぼくです。 そして、またぞろ大賛成してくれたのが徳間社長でした。妙なはげましのことばも掛けてくれました。 「鈴木くん、金は銀行にいくらでもある。人間、重いものを背負って生きてゆくもんだ。」こういう人生観もあるのかと不思議な感動にとらわれたのを覚えています。 「考えがちがう」と言い残し、原がジブリを去りました。 (;´Д`)