オウムアムアは2017年10月、地球近くを通り過ぎていくのをハワイの望遠鏡で発見された。 長さ約400メートルの細長い形。ゆっくりと回転していた。太陽と水星の間を通り抜け、太陽の重力で軌道を変えて飛び去った。 観測の結果、太陽系の外から来たことがわかった。史上初めて見つかった恒星間天体となり、ハワイ語で「最初の使者」を意味するオウムアムアと名付けられた。 疑惑が広がったのはオウムアムアが遠ざかる時のこと。ガスやチリを噴出して加速しているわけでもなさそうなのに、 太陽の重力だけでは説明できないほど加速していたのだ。米国の天文学者らが昨年11月、加速の理由として太陽光のエネルギーで進む 「ソーラーセイル」の可能性を指摘し、「エイリアンが意図的に地球に送った探査機では」と発表。世界中で大きな話題になった。 https://www.asahi.com/articles/ASM7243MKM72ULBJ00N.html