訴状によると、訓練は模造刀を持った犯人役と対峙(たいじ)する実践形式で、犯人役の警部補を男性が説得に当たった。 警部補は説得に応じて模造刀を捨てたが、その後に隠し持っていたサバイバルナイフを持ち出して男性に突進、左胸付近を2回刺した。 男性は救急搬送され、4日間入院。傷の一つは肺に達し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)も発症した。 岡山地裁で26日、第1回口頭弁論が開かれた。県側は請求棄却を求めた。