2019/08/11 (日) 14:30:46        [misao]
○亡き・鳩山邦夫代議士は、趣味人で資産家で気前が良くて、他人にモノをあげるのが大好きであった。ところが政界にはただ一人、
ありとあらゆるご進物を送り返してしまう(しかも着払いで!)極めつけの変人が居た。ところがその変人は、こともあろうに総理大臣になってしまったのである(誰のことだか、すぐわかるよね)。

○どうしても総理大臣に、「これはいいものをもらった。有り難う!」と言わせてみたい。そこで一計を案じた鳩山邦夫氏(くれぐれも由紀夫氏ではありませぬぞ、念のため)は、
広いご自宅の庭で丹精を込めて野菜を育て、それを小泉家に持ち込んだのである。

○小泉事務所を差配しているのは、純一郎氏の姉の信子秘書であった。その信子さんはダンボール箱いっぱいの野菜に驚き、「さすがにこれは送り返せない」と言って受け取ってくれた。

○数日後、鳩山邦夫氏はワクワクしながら小泉首相に話しかけた。「総理、うちの野菜の味はいかがでしたか?」。
すると小泉首相が答えて曰く。「え?野菜?俺、野菜は食わないんだよ。嫌いだから」――さすがは変人首相、防御は鉄壁だったのである。

○普通はここで話は終わりになるところである。そこは鳩山邦夫氏(繰り返すが由紀夫氏ではない)なので、わざわざ信子さんのところへ確認に寄った。
「うちの野菜はその後、どうなったんでしょうか?」

○すると答えは、「はい、お蔭さまで息子たちが喜んで食べております」であった。贈り物の野菜は、育ちざかりの孝太郎君や進次郎君の血となり肉となったようである。