2017/03/25 (土) 21:05:11        [misao]
バラムツを食べた翌日、会社で仕事をしているとにわかに便意が訪れ、トイレに駆け込むと、噂通りの不快な油が大量に出てきた。
まるで機械の潤滑油のような工業的な臭いがするのだ。

それでも腹痛は一切起こらず、便意もはっきりとしていたので「もう大丈夫だろう」と油断してしまっていた。

終業時間も近くなり、仕事の仕上げに掛かっていたとき、それは俄かに訪れた。
突然お尻のあたりが温かくなり、ズボンがぷーっと膨れだしたのだ。

一瞬「?」となった後、「あ、今、オレ死んだ(社会的に)」と確信した。
鏡を見ると、すべてを悟り、諦めたような安らかな顔の自分がいた。

そう、便意はあくまで便によるもので、ワックスによるものではなかった。
彼らにとってはお尻から出られさえすればご主人の意識などどうでもいいのである。

その登場方法も、ネットでよく言われる「とろーり」というものではなく「ぶしゃーっ」という擬音が近い。
シンプルに言うと決壊という感じである。