紀州藩の勤番武士、酒井伴四郎(さかいばんしろう)が江戸の生活を克明に記した 「酒井伴四郎日記」(1860年)には6月から11月の半年間の勤務日数が記されています。 そこには、月10日前後で7月は一日も勤めに出ておらず、勤務時間は、午前中の3~4時間だったというのです。 勤番武士は、そのほとんどが単身赴任で、大名屋敷内にある「勤番長屋」に住んでいました