授業を抜け出して球場のアーケード ゆっくりすれ違うスワローズのユニフォーム 秋の日射しの中君の指に触れた 木漏れ日が揺らした 水に映る絵画館 ほどけた靴ひもを結び直す君の横顔 外苑を染めてゆく金色の銀杏並木 青春という名の答えのない問いかけに震えてた 君と僕のセピア色の傷口さえ いつしか懐かしむ そんな歳になった