2017/04/25 (火) 04:19:06 ◆ ▼ ◇ [misao]とある割烹屋のリフォームでの話
前に入ってた店舗形態が大きめの割烹屋で二階が宴会もできる襖仕切り、
個室にすれば4部屋にでき、大きな出窓が各部屋共通になってて出窓の窓下
部分がアクリル板で蓋された水槽という豪華仕様。
バブル期に作られた俗に言う「無駄に豪華」な施設の改装だったのだが、
とにかくもう気持ちが悪い、特に一番奥の部屋なんだが部分解体時から嫌だった。
趣味と実益と嫁にナイショで裏金が欲しいリフォーム仲間にそれを訴えたのだが、
「なにそれ美味しいの?」「これからとっかかるのにやめろよ!」「宜保愛子!」と馬鹿にされる始末、
仲間とその部屋に集まって確認作業なんだが恒例のお札探索(これがよくある)
天井の隙間探し(まれに隙間から真下にすきま風吹いててゾクゾクする)
などを行ったが何も無し。
そして一番気持ちが悪い窓側を見たら、その部屋の窓下水槽の端っこだけは壁側に潜ってて
その壁に付いた扉を開けると水槽メンテや餌を投入するようになっており、
戸棚に魚の薬や餌、ろ過機に蛇口と超本格的仕様になってた。
でもそこが一番気持ち悪いのは変わらず。
Q.リフォームでそういう気持ちが悪い場所があったらどうする?
A.問答無用でバラす、開ける(壁を剥がす)
不思議なんだがそうすると風通しが良くなったのか見慣れたのかせいなのか
全然大丈夫になって「浄化完了」となる。
今回もそれを仲間に提案したが「めんどくせぇ」「確かに湿気で石こうボードがやられてるな」「宜保愛子!」
と罵られたが全員の了承を得られた。
予定外の解体なので一応オーナーを呼んで説明して解体許可を貰おうとしたのだが、
その部屋にやってきたオーナー夫婦は場所を告げた瞬間から表情が強張り、
返答も「はい」と言うだけで碌に説明も聞かずに部屋を出て行った。
いつもの明るいバカで変態で愉快な仲間達ですらその違和感に気づき
「おいおいおいー!嘘だろマジか!」「なんかあるなこりゃ」「宜保・・・」
と、さっきまで「自分でやれハゲ」と言ってたのに切ない顔で作業を開始した。
壁を破って外し、豪華施設も水槽はもう使わないということで解体。
ものの数時間で綺麗さっぱり骨組みになったのだがなぜかまだ気持ち悪い、
仲間の一人が「どうだ?」と聞いてきたが、「なんか酷くなった」と答えた。
「こりゃマジで宜保か?」「坊主の知り合いが居るけど生臭しか居ないなぁ」「宜保!」
結局その日は他の部屋との間仕切り襖を外して畳と敷居を撤去して終了。
だったのだが、その日の晩にオーナー夫婦に呼び出されました。
「あなただけだったね、あの部屋の事に気づいたの」
開口一番で切り出され、続けていろんな話を強制的に聞かされた。
続く