遠い地平線が消えて ふかぶかとした夜の闇に心を休める時 はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は たゆみない宇宙の営みを告げています 満天の星をいただくはてしない光の海を ゆたかに流れゆく風に心を開けば きらめく星座の物語も聞こえてくる 夜の静寂の、何と饒舌なことでしょうか 光と影の境に消えていったはるかな地平線も 瞼に浮かんでまいります